その11:バイクの文化
「バイク」ってもの、あくまでも人間が設計し、その規格で作られたネジやピストンなどの部品の寄せ集めでしかない。 しかし、人はそれに魅了され続けている。
いい年をしたおじさんは、昔あこがれたバイクの前で延々とそのパーツの一つ一つを眺め続け、「う〜ん・・・」と唸ったり他人に聞いたりしている。

60年代のYAMAHAファクトリーレーサーの前で
真剣に部品を見つめる紳士

{Data} Nikon D200 1/320 - F/9 ISO200
また、他の場所では、白髪の「老メカニック」が大切な宝物を扱うかのようにバイクを支え、
その背中に「自信と誇り」がみなぎっている。
綺麗に再生されたYDS-1か・・・
光り輝くメッキパーツと共にメカニックの白髪も輝く
{Data} Nikon D200 1/200 - F/8 ISO200
*****************

オートバイがこの世に生まれてもはや一世紀以上。 ヤマハ発動機がバイクを作り始めて50年以上の歴史がたっている。
これだけの歴史を重ねると、ただの「工業製品」は文化となりえるのだろうか・・・

もちろん、そこには私たち人間の「思い入れ」も介在する。
ミュージシャンの「末飛登さん」がある雑誌の対談で「バイクはコミュニケーションツール・・・スーパーマンにもなれる道具」と言っていた。

一台のバイクを介在として「大企業の会長」と「ペーペーの平社員」が笑顔で会話し、同じ皿のたいして高くもない「スパゲッティー」をつついたりする事ができる。
100キロ・200キロ いや300キロという速度で「スーパーマン」のように道を飛ぶ事だってできる。 それが人をバイクに魅了させる本質であり、バイクが中心となった文化かもしれない。
*****************
YAMAHA発動機が時折開催する「キッズバイクスクール」
安全にそして楽しくバイクを子供たちに教える文化活動。
{Data} Nikon D200 1/320 - F/9 ISO200 
しかし、残念な事にバイク人口は減っているという。

確かに、町で見かけるバイクは少なくなると同時に「高級化」し、若者には手の届かない「高級趣味」へと変貌しつつある。 別にそれが悪いというわけではないし、若者のバイク離れの原因がそこにあるともいわない。
もしかしたら、バイクよりももっと楽しい「楽しみ」が流行しているのかもしれない。

でも、「キッズバイクスクール」を受講する子供たちの生き生きとした表情は何を語っているのだろうか・・・決してバイクは「楽しくない」ものではないと言っている。
もしかしたら、これまでバイクを楽しんできた、私を含めた年代の大人たちが「バイクは面倒で危険で汚くて・・・」というマイナスの印象を与えてしまったのではないだろうか?
峠をサーキットのように走り回るいい年をした大人・・・
排気量に物を言わせ高速を「ゴーストライダー」のように駆け抜ける大人・・・
詰まった四輪車の脇を「どけどけ!!」と言わんがごとくすり抜ける大人・・・
そんな大人たちは「バイク文化の担い手」といえるだろうか・・・・
*****************
バイクを熱く語る末飛登さん
これからも熱く語ってくださいね・・・私も夢を実現させますから・・・
{Data} Richo Optio R7 Data 不明
バイクは決して危険でも汚くもないすばらしい乗り物です。
バイクを中心に世界が広がる一つの道具にしか過ぎません。でも、それは孫悟空の「きんとん雲」のようにあなたの世界を広げてくれます。
昔のように「峠を走って練習だ!」なんて環境ではなくなり、サーキットの敷居もだいぶ低くなりました。 そして、「遠くに行きたい」って思うんだったらバイクと身一つでどこまでも遠くまで行くことができます。
バイクなんて何だっていいんです。「ドカティ」じゃなくても「ハーレー」じゃなくても・・・ちゃんと走って止まれるバイクなら125ccだって250ccだっていいんです。
高級バイクは「ジジイ」になってから乗ればいいんです。それまでは安いバイクであっても、相棒となったバイクはお金には変えられない経験をあなたにもたらしてくれるでしょう。
*****************
憧れの世界GPライダー 「平忠彦氏」
その手はとても厚く力強かった・・・こんな彼も「オヤジライダー」らしい・・・
{Data} Richo Optio R7 Data 不明
平忠彦氏をはじめとして多くの人が作ってきた「オートバイ文化」 その文化の間口は広く奥はとても深く来る物は拒まない。
こんな楽しい文化を「オヤジ」だけの文化にしとくのはもったいないですよ・・・
こんなこと言う私も、バイクとバイクに関わるさまざまな出会いがあったからこそ、「生きていこう」「夢を持とう」と思えるようになったんです。
 
 
 
 
 
 
 
Copy right (C) All right reserved 「Dennou Sunpubito Machikado Tushinjo」  Since 2006-11 WebSiteManeger is Esusapo